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実家じまい、何から始める? 全体の流れと最初にやるべきこと

実家じまい、何から始める? 全体の流れと最初にやるべきこと

2026年07月11日 22:04

実家じまい、何から始める?

全体の流れと最初にやるべきこと

実家じまいは、家の中の物を片付けるだけではありません。相続、不動産、遺品整理、近隣への配慮など、さまざまなことが関係します。

「何から始めればよいか分からない」という場合は、いきなり処分を始めず、まずは家族で今後の方針を話し合い、重要書類や貴重品を確認することから始めましょう。


実家じまいとは?

実家じまいとは、親が住んでいた家や、長年使ってきた実家を整理し、今後の活用方法を決めることです。

実家を売却する、賃貸に出す、解体する、空き家として管理する、家族の誰かが住み続けるなど、選択肢は家庭によって異なります。


実家じまいでは、主に次のようなことを進めます。

  • 家族・相続人で今後の方針を話し合う

  • 遺言書や相続に関する書類を確認する

  • 家の中の遺品や荷物を整理する

  • 不用品の処分や買取を行う

  • 不動産の名義や相続登記を確認する

  • 売却・賃貸・解体・管理などの方法を検討する

  • 近隣へのあいさつや空き家管理を行う

家の片付けだけを先に進めると、後から「残しておけばよかった」「家族に確認せず処分してしまった」といったトラブルにつながることがあります。順番を意識して進めることが大切です。

最初にやるべきことは家族での話し合い

実家じまいを始める前に、まずは相続人や家族で「実家を今後どうしたいか」を話し合いましょう。

誰かが住み続けるのか、売却を目指すのか、賃貸にするのか、解体するのかによって、必要な準備や整理の進め方が変わります。

話し合っておきたいこと

  • 実家を今後どうするか

  • 誰が中心になって手続きを進めるか

  • 家の鍵や重要書類を誰が管理するか

  • 家の中の荷物をいつまでに整理するか

  • 形見分けをどう進めるか

  • 売却・賃貸・解体にかけられる費用の目安

  • 空き家になる期間の管理をどうするか

  • 近隣への対応をどうするか

相続人が複数いる場合は、特に一人だけで判断を進めないことが重要です。遠方に住んでいる家族にも、写真や動画、連絡ツールなどを使って状況を共有するとよいでしょう。

遺言書・重要書類を確認する

実家の片付けを始める前に、遺言書や相続に関係する書類、貴重品を探して保管しましょう。

特に、押し入れ、タンス、仏壇、書斎、金庫、机の引き出し、書類箱などには、重要な書類が保管されていることがあります。

最初に探したいもの

  • 遺言書

  • 現金・通帳・キャッシュカード

  • 印鑑・印鑑登録証

  • 保険証券

  • 年金関係の書類

  • 不動産の権利書や登記識別情報

  • 固定資産税の納税通知書

  • 株式・投資信託・証券口座に関する書類

  • ローン・借入金・クレジットカードの書類

  • 車検証や自動車保険の書類

  • 賃貸借契約書や各種契約書

  • 連絡先のメモ・エンディングノート

  • 貴金属、宝石、ブランド品、骨董品

遺言書が見つかった場合は、自己判断で開封・処分せず、取り扱いについて専門家へ相談することをおすすめします。

いきなり処分を始めない

実家には、見た目では価値が分からない物や、相続財産にあたる可能性がある物が残されていることがあります。

「古いから」「使わないから」と判断して処分した後に、価値のある物や家族が欲しかった物だったと分かるケースもあります。

処分前に確認したいもの

  • 現金、通帳、印鑑

  • 貴金属、宝石、ブランド品

  • 腕時計、カメラ、楽器

  • 骨董品、美術品、茶道具

  • 古銭、記念硬貨、切手

  • 着物、ブランド食器

  • 工具、農機具、趣味用品

  • 不動産関係の書類

  • 写真、アルバム、手紙

  • 家族が大切にしている思い出の品

価値が分からない物や、判断に迷う物は「保留」として別にまとめ、家族で確認してから決めるようにしましょう。

実家じまいの全体の流れ

実家じまいは、次のような流れで進めると分かりやすくなります。

1. 家族・相続人で方針を決める

まずは、実家を今後どのように扱うかを話し合います。

売却、賃貸、解体、空き家管理、家族が住むなどの方向性によって、必要な手続きやスケジュールが変わります。

2. 相続・名義の状況を確認する

実家の土地・建物の名義が誰になっているかを確認します。

故人名義のままの場合は、相続登記が必要になることがあります。不動産の売却や活用を進める前に、相続人や名義の状況を整理しておくことが大切です。

3. 重要書類・貴重品を確保する

家の片付け前に、遺言書、通帳、印鑑、不動産関係書類、保険証券などを探して保管します。

見つけた物は写真を撮り、誰が保管しているかを家族で共有しておくと安心です。

4. 形見分けと遺品整理を行う

次に、家族や親族で形見分けを進めます。

遺品は、「残すもの」「形見分けするもの」「売却・再利用するもの」「処分するもの」「保留するもの」に分けると整理しやすくなります。

5. 不用品の処分・買取を進める

形見分けや重要品の確認が済んだら、不用品を処分します。

比較的新しい家電、貴金属、ブランド品、時計、カメラ、楽器、骨董品、工具、未使用の贈答品などは、買取できる場合があります。価値が分からない物は、処分前に査定を受けることも検討しましょう。

6. 必要に応じて清掃・修繕を行う

売却や賃貸を考えている場合は、室内の清掃や修繕が必要になることがあります。

すべてを大規模にリフォームする必要はありませんが、雨漏り、設備の故障、害虫、庭木、残置物などは、早めに状況を確認しておくと安心です。

7. 売却・賃貸・解体・管理を進める

家の中を整理した後、決めた方針に沿って不動産の手続きを進めます。

売却する場合は不動産会社への相談、賃貸に出す場合は修繕や管理方法の検討、解体する場合は見積もりや近隣への配慮が必要です。

空き家として残す場合も、定期的な換気、郵便物の確認、防犯、草木の管理などを行う必要があります。

実家の荷物を整理するコツ

実家じまいでは、長年の生活用品や思い出の品が多く、片付けに時間がかかることがあります。

一度に終わらせようとせず、場所や品目ごとに分けて進めると負担を減らせます。

進めやすい順番

  1. 明らかなごみ・期限切れの食品を整理する

  2. 衣類、タオル、日用品を分ける

  3. 食器、本、雑貨などを整理する

  4. 家具・家電・大型品を確認する

  5. 書類や貴重品を整理する

  6. 写真、手紙、アルバム、思い出の品を確認する

  7. 物置、倉庫、庭、車庫などを整理する

思い出の品は気持ちの整理に時間がかかるため、作業の最後に回すのも一つの方法です。

空き家にする場合の注意点

実家をすぐに売却・解体せず、空き家として残す場合は、管理を怠らないよう注意が必要です。

人が住まない家は傷みやすく、防犯面や近隣への影響も考える必要があります。

空き家管理で確認したいこと

  • 定期的に換気をする

  • 郵便物やチラシを確認する

  • 雨漏りや建物の傷みを確認する

  • 庭木や雑草を管理する

  • 害虫・害獣の発生を確認する

  • 電気・水道・ガスの契約を見直す

  • 火災保険の内容を確認する

  • 防犯対策を行う

  • 近隣へ連絡先を伝える

  • 遠方の場合は管理サービスの利用を検討する

空き家の管理が難しい場合は、早めに売却・賃貸・解体などの方針を検討することも大切です。

業者へ相談するタイミング

実家じまいは、家族だけで進めることもできますが、荷物が多い場合や期限がある場合は、専門業者へ相談すると負担を軽減できます。

相談を検討したいケース

  • 一戸建て全体の荷物を整理したい

  • 物置、倉庫、庭、車庫にも荷物がある

  • 重い家具や大型家電を運び出せない

  • 遠方に住んでいて作業時間を確保しにくい

  • 売却や解体の予定があり、早く片付けたい

  • 買取できる品物があるか確認したい

  • 遺品の仕分けや重要品の捜索を手伝ってほしい

  • 清掃や不用品処分までまとめて依頼したい

依頼する場合は、作業内容、見積もりの内訳、追加料金の条件、買取品の扱い、残す物への対応などを事前に確認しましょう。

実家じまいでよくある失敗

実家じまいでは、急いで進めたことで後悔するケースもあります。

よくある失敗例

  • 家族に相談せず、家具や思い出の品を処分した

  • 遺言書や重要書類を確認せずに片付けた

  • 貴重品や価値のある物を不用品として処分した

  • 相続登記や名義の確認を後回しにした

  • 空き家を放置して建物や庭が傷んだ

  • 料金だけで業者を選び、追加請求が発生した

  • 売却前に必要以上のリフォームをしてしまった

  • 家族の気持ちの整理がつく前に急いで片付けた

焦らず、家族との情報共有をしながら進めることが、後悔やトラブルを防ぐポイントです。

まとめ

実家じまいは、まず家族・相続人で今後の方針を話し合い、遺言書や重要書類、貴重品を確認することから始めましょう。

その後、形見分け、遺品整理、不用品の処分、清掃、不動産の手続きへと順番に進めることで、負担を減らしながら進めやすくなります。

家の中にある物をすぐに捨てるのではなく、「残す」「譲る」「売る」「処分する」「保留する」に分けることが大切です。ご家族だけでは難しい場合は、遺品整理や実家じまいに対応する専門業者へ相談し、無理のない方法を選びましょう。









【この記事の監修者】

監修:カエルリユース 野瀬 諭司

遺品整理士認定協会認定 遺品整理士


遺品整理士認定協会認定の遺品整理士として、岡山県で遺品整理・生前整理・実家じまいのお手伝いをしています。 遺品整理は、品物を片付けるだけではなく、ご家族の思い出やお気持ちにも向き合う大切な時間です。

「何から始めればよいか分からない」「自分たちだけでは難しい」と感じたときは、お気軽にご相談ください。

お電話でのご相談はこちら → 080-4586-7592


カエルリユース

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